第3回石心会・東京石心会「透析施設交流会」を開催
2012.04.18
石心会と東京石心会の「透析施設交流会」が4月15日、昭島市のフォレスト・イン昭和館で開かれました。同交流会は、慢性腎不全・透析にかかわる職員が一同に会する年1度の交流会で、2010年に始まり3回目。今回も「川崎クリニック」「川崎幸病院」「さいわい鹿島田クリニック」「さやま腎クリニック」「狭山病院」「立川新緑クリニック」「昭島腎クリニック」の7施設から約200名の職員が集まり、それぞれの研究や取り組みを報告し、情報共有を行いました。
大会主催者となる昭島腎クリニックの栗本義直院長は「この研究会で、いろんな疑問点、質問をどんどん出し合って、少しでも新しい情報を手に入れてください」とあいさつ。前半は「一般演題」としてそれぞれの取り組みが発表されました。後半は「東日本大震災後災害時透析医療について考える」と題し、災害時にどうやって患者を非難させたのか、計画停電時にどんな工夫をして透析を行ったのか、などを報告。また今後、首都直下型地震が起きた場合の対応などについて、意見を出し合いました。
その後の懇親会では、普段は顔を合わせる機会の少ない、違う事業所の職員らが交流を深め、気持ちをひとつにしていました。
来年度は、さいわい鹿島田クリニック(朝倉裕士院長)主催で、川崎市内で開催予定です。
発表者は以下の通り。
(1)『医療機器管理ソフトの制作』
さやま腎クリニック 中村由紀
(2)『iPad,iPhoneを利用した新しい教育ツールの開発』
川崎幸病院CE科 長澤健一郎
(3)『フットケアの現状と課題』
川崎クリニック 岡村佳希
(4)『災害時透析患者カードに対する実態調査と患者指導」
さやま腎クリニック 齊藤直美
(5)『シャント肢手洗いの実態調査と患者指導への取り組み』
昭島腎クリニック 小久保薫
(6)『送迎サービスの委託業者変更について』
さやま腎クリニック 中澤一憲
(7)『当院における内視鏡下CAPDカテーテル挿入の工夫』
川崎幸病院 岩泉清久
(8)『末期腎不全患者の細菌感染症』
狭山病院 池田直史
(9)『石心会における血液浄化にかかわる臨床工学技士の現状と今後』
川崎クリニック 鶴澤一行
(10)『東日本大震災の発生直後の対応と計画停電による影響と対応』
川崎幸病院 透析室 高橋香織
(11)『東日本大震災後の計画停電による影響と対応』
川崎クリニック 野口美晴
(12)『計画停電における当院の対応について』
さやま腎クリニック 田口美奈子
(13)『震災後の災害対策への取り組み』
川崎クリニック 玉木遼
(14)『当院の防災についての取り組み』
さいわい鹿島田クリニック 登坂久美子
(15)『首都直下型地震対策について』
昭島腎クリニック 石川卓司
以上15演題。